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東京マラソン2014 初フルマラソンに挑戦

2014.03.16

 
初めてのフルマラソンにチャレンジして3週間が経過しました。
年甲斐もなくどきどきワクワクしながらスタートを待ったあの時の気持ちは、忘れることはないと思います。

思い出しながら簡単に備忘録としてブログに残しておこうと思います。

 

ジョグを始めた頃から初めてのフルマラソン挑戦は、東京マラソンで行きたいなぁと、ぼんやり思っていました。とくにこれといった理由はないんですけどね。
実は東京マラソンのチャレンジは3年前から考えていて、抽選倍率が高いレースとして有名だったので、少しでもチャンスを増やすためにと有料会員(会員になると会員限定の先行予約抽選含め、最大3回抽選チャンスがあります。)に入会していたのですが、2年連続で抽選落ちという結果だったのです…(涙 ことしでダメならもう…と諦めかけていたけれど、3年目にしてようやく抽選ゲット出来ました。

もう、ニヤニヤが止まりませんでした。とにかく嬉しくて嬉しくて、抽選結果メールを何度も何度も読み返し。家族にはこのハッピーな気持ちを何度も何度も伝えてウザがられました。もういいんです、ウザがられても。
 
 
 
レースに出られることは良かったのですが、定期的にトレーニングの時間を取ることが難しい状況で、とにかく空いている時間を見つけてはランニングする感じでした。打ち合わせ先から自宅までランニングする事も何度かありました。
走る距離やペースよりも、いかにランニングフォームを崩さず走り続けれるか、ということに重点を置きトレーニングしました。

12月に入ってからは、週に1,2回スピードトレーニンで追い込みをかけるメニューを追加しました。負担を掛けるトレーニングとしてはインターバル走、レペティション、ビルドアップ走などがあるのですが、私はビルドアップ走(徐々にスピードを上げていき最後の数キロは全力で走り切る)を中心としたトレーニンを行いました。
 
 
本番前の2日間は、カーボローディング(長距離を走り切るために身体にエネルギーを補充する感じです。)のために、パスタ大盛りとか、カレーライス(ご飯大盛り)といった普段は控えてる炭水化物を存分に食べました。
今回は通常のラントレーニングに加え、減量の為に食事制限も行っていたので、この2日間はとても、とても幸せでした…。

大会での服装は璃音の助言を頼りに決め、その他の持ち物は、携帯、パワージェル2個に、クレ ジットカード、念の為の現金5千円。前情報として当日は現地での着替えは大変そうだったので、走る格好のまま新宿にある都庁前に7時30分に到着しました。
少し曇っていましたが、ランニングするにはとても良いコンディションだったと思います。
 
 
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昨年のボストン・マラソンで起きたテロ事件の影響や2020年開催される東京オリンピックも想定した警備体制らしく昨年の1.5倍の動員数で警備にあたったようです。

ランナーの荷物チェックを行ってたのですが、シュミレーションが甘かったのかよく分からないけど、受付待ちの列は10分で2,3歩程度しか前に進まない状態で、とてもレース時間に間に合わないペースでした。イラ立ちから怒鳴り声をあげる人や警察に食って掛かる人までいて、ちょっとしたカオス状態になりそうでした。予め録音されたであろうアナウンスから「もうすぐ受付終了のお時間となります。ご準備はおすみになりましたか?」と明るく素敵な声が響き渡り、失笑が起こる始末…。
結局運営側も間に合わないと判断したのか、なし崩し的に検査を辞め、一気に人が動き始めました。なんという中途半端さ…(苦笑

スタートまで時間がなかったので、急いで荷物を預け、準備運動も出来ないままスタートブロックへ移動。スタートブロックまで移動すれば少しでも準備運動出来ればいいなぁと思っていたのですが、あまりの人の多さに足首回すことしか出来ませんでした。(汗 
もうこうなったらしょうがない。最初の10キロは準備運動代わりだ、ゆっくり行こうと言い聞かせスタートを待ちました。

 
フルマラソンは勢いだけで走りきれるほど甘くなく、レースマネージメントが必須と言われていますが、未体験の私にとっては、マネージメントも何も出来るわけなので、とにかく30キロまでは無理のないゆったりとしたペースで行き、その後はその時考えようと決めました。
Hブロックからのスタート。Aブロックがスタートしてから約13分後にスタート。
 
 
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~20キロ
追い越していくランナーがいても焦る事なく「ゆっくり、ゆっくり行こう」と口ずさみながら走りました。
東京マラソンの醍醐味でもある大都会のど真ん中から見える風景を楽しんだり、様々なコスプレで注目を浴びながら激走するランナーに声援送ったり、沿道から流れる「ヤングマン」に合わせランナーも、沿道で応援してくれている方々も、みんなで「YMCA」を踊ったりと大会を満喫しました。
 
 
~30キロ
トレーニングで走った最長距離は21キロ。ここからは自分でもどうなるか分からない未体験ゾーン。22キロ過ぎた辺りから走っている気持ちよさ(ランニングハイ?)と未体験ゾーンへのドキドキ感がとても不思議な感覚で、なんだかよく分からないけどニヤニヤが止まらなくなり、ニヤニヤしながら走っていました。
疲れもなく順調でしたが、25キロ過ぎから一番心配していた膝に少し違和感というか、痛みを感じ始めました。
 
 
~35キロ
膝の痛みはあるものの走りに影響するほど酷くなる様子ではなかったし、体力も思った以上に残っていたので、ペースアップしました。(今考えると後5キロ前からペースアップしていても大丈夫だったかもしれません。)
ここら辺りまでくると、攣った足や痛めた膝をストレッチしている方や、明らかにペースダウンしている方が増えてはじめました。30キロまでのゆっくりしたペースが正解だったなぁと実感。

そういえば、完成度高めのベジーターのコスプレヤーが足を引きずるように歩いていて、沿道から「おい、ベジーター走れ!」「ってか飛べ!」のヤジに力なく首を横に振る姿がとてもシュールで面白かったなあ。
 
  
~ラスト
よく30キロ、35キロの壁というけれど、そんな壁が立ちはだかる事はなく30キロから上げたペースを維持。ビルドアップ走のトレーニングで鍛えた身体作りが生きたんだと思います。
ただ後半連続でくるアップダウンは、本当にめちゃくちゃキツかったです。きついのは上りよりも下りで膝と太ももに掛かる負担が増え、痛みは倍増、顔歪みっぱなしでした。
最後の直線、ゴール門が見えると「よくやった、よく頑張った」と自分に言いながら最後の力を振り絞りゴール。
ゴール後は、完走メダルをかけてもらい、完走記念タオルやスポーツドリンク、果物などをもらいました。

Time
Point Split(Net Time)  Lap   Time
05km 00:44:01(0:31:36) 0:31:36 09:54:01
10km 01:14:39(1:02:14) 0:30:38 10:24:39
15km 01:45:01(1:32:36) 0:30:22 10:55:01
20km 02:14:38(2:02:13) 0:29:37 11:24:38
25km 02:44:19(2:31:54) 0:29:41 11:54:19
30km 03:14:20(3:01:55) 0:30:01 12:24:20
35km 03:42:00(3:29:35) 0:27:40 12:52:00
40km 04:09:48(3:57:23) 0:27:48 13:19:48
Finish 04:22:20(4:09:55)
 
 
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大会を終えて
スタッフの方々や沿道からの声援には本当に感謝です。
スタッフのサポートや沿道からの声援、ハイタッチでどれだけエネルギーをもらえたことか。
声援の力って凄いなぁと改めて体感することが出来ました。

ゴールして人生変わるほどの影響はないですけど(笑 相当な達成感と、大きな自信を持つことはできました。40のおっさんでもやればなんとかなるもんですね(笑

また挑戦します。次は最低サブ4(4時間切)、最大目標はサブ3.5(3時間30分切)を狙いたいと思います。頑張ってトレーニンしないと!

ちなみに大会後2日間はロボット歩き状態で、特に階段の下りはもう涙浮かべながらってな感じでした。おほほほほ。
 
 
そして今日、休んでいたランニングを再開しました。
次のレースも楽しみです。
 

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ぼくはこんな本を参考にして頑張ったのさ。

・ゼロから始めるフルマラソンの本/エイ出版
・「体幹」ランニング/金哲彦
・マラソンは毎日走っても完走できない/小出義雄
・非常識マラソンメソッド/岩本能史
・毎日長い距離を走らなくてもマラソンは速くなる!/吉岡利貢
・一生太らない体のつくり方/石井直方

追加(上記の本は実際トレーニングで参考にしたメソッド的な書籍ですが、テンション上げたい時にはこちらもオススメします。)
・走ることについて語るときに僕の語ること/村上 春樹
・BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”/クリストファー・マクドゥーガル

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芝居と本屋とカメラとコーヒーをこよなく愛するおっさんです。デザイン、芝居演出、写真撮ったり、撮られたり。もうなにがなんだかよく分からない仕事してます。好きな音楽はここら辺りで、好きな物とか欲しいものはだいたいこんな感じ。デザイン小僧的スクラップはこちら。趣味の合う方はよしなに。
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